IPPNWドイツ支部「東京2020ー放射能オリンピック」キャンペーン
わたしたちの署名運動にご協力ください!
放射能汚染地域でのオリンピック競技はお断り!
No Olympic Games in Radioactively Contaminated Regions!
東京夏季オリンピックが近づいています。わたしたちは、東京オリンピックを”放射能オリンピックと命名しました。なぜなら、日本は、9年前に福島第一原発で起こった複数の炉心溶融のために、いまだに、放射能汚染の害を受けているからです。
わたしたちは国際署名運動キャンペーンを始めました!
2019年11月、IPPNW(核戦争防止国際医師団会議)ドイツ支部は、ドイツの反原発市民団体・アオスゲシュトゥラールト( .ausgestrahlt )と協同で、署名運動・国際キャンペーンを開始しました。この署名運動は、日本政府と国際オリンピック委員会(IOC)にあてたもので、「福島市での野球・ソフトボール のオリンピック競技を断念し、福島県の放射能汚染地域での聖火リレーを取り消してほしい!」と、要求しています。
皆さんから集めました署名は、2020年2月に、スイスにある国際オリンピック委員会本部に直接手渡し、さらに同年の3月には、日本政府に直接手渡すことになっています。署名運動は、東京オリンピックが開催される前に終了させ、その際には記者会見を行うことを計画しています。
この署名運動の意義
日本政府は、福島第一原発の廃墟から50キロ離れていない、福島県の県庁所在地・福島市で野球とソフトボールのオリンピック競技を催すことを計画しています。2020年3月26日には、オリンピック聖火リレーが、福島第一原発から、たったの20キロしか離れていない所謂 ”Jヴィレッジ” を出発点とし、聖火リレーはいまだに放射能ホットスポットが散在する汚染区域を通っていくことになっています。
2019年12月4日、国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは:「2019年10月にJヴィレッジ(福島県広野町・楢葉町)周辺で行った放射線調査で、複数のホットスポットが確認され、最大で地表面接触で毎時71マイクロシーベルト、高さ1メートルで1.7マイクロシーベルトにのぼる放射線量が計測されたこと」および「これは、除染の目安である毎時0.23マイクロシーベルトの308.7倍、2011年3月に発生した東電福島原発事故前のレベル(毎時0.04マイクロシーベルト)の1,775倍であること」を公表しました。
わたしたちは常に、「放射線被曝量を十分に低下させることができ、その状態を持続することが可能であるような規模の除染は実現不可能である。さらに、たとえ広範囲に除染作業が行われた場所であっても、立ち入り困難な山や森林が常に放射性粒子の貯蔵庫となっているため、天候条件が悪くなれば、除染された場所が再び汚染されてしまうという可能性が、いつでもある」との懸念を表明してきました。
このホットスポットの検出は、わたしたちの懸念が現実のものとなってしまったことを示唆しています。
放射能汚染は緊急問題です!それだからこそ、わたしたちは、「放射能汚染地域でのオリンピック競技や聖火リレーを即座に中止せよ!」と、訴えるのです。
わたしたちの国際署名運動にご協力ください!
わたしたちは、フクシマ原子力災害による放射能汚染の犠牲者となってしまわれた、すべての被災者の方々と団結します。”オリンピック・ムーブメント” は、被災者の方々がおかれた状況について取り組む必要があります。わたしたちは、東京オリンピックを利用して、「放射能で汚染された地域は正常に戻ったのだ」との偽りを主張しようとする日本政府の企みに抗議します。
わたしたちは、できるだけ多くの方々が賛同の署名をしてくださることを願っています。どうぞ、わたしたちの国際署名運動に、ぜひともご協力ください!
下記のリンクをクリックしますと、「No Olympic Games in radioactive regions (放射能汚染地域でのオリンピック競技はお断り)」と題された英文のOpen Petitionサイトにつながり、そこでオンライン署名をすることができます:
https://www.openpetition.eu/petition/online/no-olympic-games-in-radioactive-regions
よろしくお願い致します!
核戦争防止国際医師団会議 (IPPNW)ドイツ支部
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