2019年12月25日水曜日

山口県祝島「こだまや」からの情報、メッセージ

祝島こだまや 情報

●1月18、19日に祝島でできた大豆で味噌作りを行う予定です。
祝島では味噌仕込み会を開催し、世界のより良い発酵を願う集いを行います。
こちらへの参加もお待ちしますし、各地での味噌作りや味噌仕込み会の開催も同時にあれば良いなと思っています。 
●祝島産自然栽培青大豆(小糸在来)1キロ¥1000にて発送しております。

こだまや 

----------------こだまやメーっセージ---------------------
皆様、2019年も大変お世話になりました。

今年も例年通り初春の祝島の磯ではヒジキを始め海藻の収穫が行われ、様々な人の助けを借りて加工から出荷までの作業を行う事ができ、また沢山の店頭で販売をして頂き多くの方の食卓にお届けする事ができました。
今年は新しい取り組みで乾燥前の釜から出したばかりの釜揚げヒジキを出荷しました。
多くの方が購入して下さり予想を遥かに超えた反響を頂きました。
その後もモズクやアカモクなどの海藻の収穫もおかげさまで順調に行う事ができました。

また、今年から農地を正式に借り、農業者登録をして農家としての活動もスタートできました。
6月には僅かな量ではありますがオーガニックビワの出荷も出来、管理しているビワ園を使ってビワ狩りツアーも行いました。
2反の小麦畑の収穫もスムーズに行き、祝島と田布施を拠点に営業している無添加製菓、弥五郎ドーナツの材料として提供でき一部は100%祝島産小麦ドーナツとして売り出されています。
また岩国のクラフトビール会社と組んでの祝島小麦を原料にした祝島地ビールの企画が始まりました。年明けには醸造が始まる予定です。

麦の収穫後すぐに大豆の播種を行いました。

9月からはドイツからエリックという青年がインターン生としてやってきました。彼は一年間、祝島で私たちと共同生活してともに生産活動を行います。
エリックは家畜に与える為に毎日欠かさず行っている生ゴミの回収、仕分け作業も意欲的に行ってくれています。生ゴミを焼却場に送らず有機分解する意味をすぐに捉えてくれ、時間があればビーチでプラスチックゴミを集めています。

彼がきてすぐに稲刈りをしました。今年は一年分の米を収穫する事ができました。

今は大豆の収穫、脱穀を終え、最後の選別作業を薪ストーブを囲み来年の計画を話しながら行っています。
もう祝島に住み始めて2年になるスズカとエリック、時々長女のなずなも手伝います。
エリックは1才の長男、時路の事をよく見ていてくれ仕事は順調に進みます。

スズカは今年から漁師として歩み始め、漁協の準組合員となってタコ漁や釣りを習ったり、自分で操船して漁に出るようになりました。

今年は自分たちで米、麦、大豆、野菜、海草類、鮮魚などが十分に作り出せ始めた大きな一歩となった一年でした。思えば祝島に住み始めてちょうど10年目となりました。

今は家族や共に生活する仲間の自給自足ですが、ここから自分たちと繋がる多くの人の食を提供できるようにこれから成長していきたいと思っております。今後もご支援お願いいたします。

また今年は徐々に進んでいた上関原発の埋め立て工事再開が表面化した年でもあります。来年には本格的な埋め立て工事再開も考えられます。

私たちはどう繋がり、どういう行動で自分たちの暮らしを守るのかという事をより真剣に考えないといけません。

私たちはその一つの繋がり方としてひじきを始め、食べ物を作り続けるという事を信念を持ってこれからも続けていきます。巨大な資本経済活動に立ち向かう手段として祝島や上関町の物を沢山の人に食べて欲しいと願います。ここの海や大地からできた食べ物が沢山の人に意識的に食べられ、その食べ物から得られたエネルギーやその食べ物によって作られた身体によって創られる素晴らしい未来を信じています。

大寒の頃、1月18、19日に祝島でできた大豆で味噌作りを行う予定です。
祝島では味噌仕込み会を開催し、世界のより良い発酵を願う集いを行います。
こちらへの参加もお待ちしますし、各地での味噌作りや味噌仕込み会の開催も同時にあれば良いなと思っています。 
祝島産自然栽培青大豆(小糸在来)1キロ¥1000にて発送しております。

12月の祝島の磯に降り立ってみました。まだ若いヒジキやアオサが岩にはり付いていました。様々な環境の変動がありますが来年もどうやらこの海は海藻の恵みを与えてくれそうです。
私たちはその恵みをどう最大限に活かして沢山の人や様々な地域と繋がっていくかを考えます。

海藻収穫体験やビワ狩りツアー、カヤックやヨット、様々な体験やのんびり滞在など来年もますます行っていきます。
いつでもお問い合わせください。

2020年が全ての人と自然、生き物にとって良い一年になる事を願っております。

2019年冬至  こだまや一同

2019年12月22日日曜日

2019年12月22日(日)クリスマスジャズナイト in cafe ロッサ

尾道ロバ牧場内の小さなロッジでジャズライブを開催します
ジャズピアニストの河野康弘さんをお迎えして
ダイナミックな演奏と素朴な語り
ビッフェ形式の食事をしながら
薪ストーブの暖かい夜をすごしませんか?

CRISTMAS
JAZZ NIGHT
2019.12.22 sunday 18:00 Open18:30 Start

クリスマスジャズナイト in cafe ロッサ
2019年12月22日(日)開場18:00 開演18:30
【会場】cafe ロッサ(尾道ロバ牧場ロッジ)尾道市浦崎町899-3
【料金】4,000円(ディナー&ミュージックチャージ込み・ドリンク別) 

【予約・問】尾道ロバ牧場facebook、Instagram
            tel.090-9732-1991(ロバ牧場)
【主催】尾道ロバ牧場

2019年12月15日日曜日

2019年12月15日(日)名古屋市のんびり・冬眠ピアノお目覚めコンサート

冬眠ピアノお目覚めコンサートin名古屋市
河野康弘 ピアノ、お話し、歌
【日時】2019年12月15日(日)13:30開場 14:00開演 
【会場】のんびり
    名古屋市南区豊1-3-8
    名鉄「豊田本町駅」より徒歩5分
【参加費】大人1,500円 子ども500円
【予約・問】080-4071-9147(武田

「冬眠ピアノお目覚めコンサート」って何?
このコンサートは世界でも河野さんしかしていない「冬眠ピアノお目覚めコンサー ト」です。彼の言葉を紹介します。「今日本中にピアノが600万台ありますが、使われているのはたったの150万台。ピアノは山の木を切って作っています。ピアノの寿命は100年、捨てるピアノはー台もありません。そんなピアノを助けてあげたい」と。 そんな想いから1992年から始めたユニークなコンサートはマスコミにも何度も取り上げられています。
古いピアノのあるところならどこへでも出かけてコンサートを開いています。小さな自宅が会場のことだってあります。
世界を飛び回っている河野康弘さんの楽しいおしやべりとダイナミックな演奏、そして河野さんのコンサートは「聴くだけ」ではありません。「参加」もしちゃえます。 ピアノが弾けない?そんなのはお構いなし、子どもだってもちろんOK!会場がだんだん笑顔がいっぱいの空気に包まれてゆくことを楽しめます。
会場の「のんびり」って何しているところ?
ここでは、一人暮らしの高齢者の生活支援や見守り活動、有機野菜の販売、フェアトレードコーヒーの提供など、様々な活動をしています。武田さんのお話を聞く会、 時にはコンサート会場となったり、喫茶店のようであったり、大きな薪ストーブで焼き芋やピザを焼いて会食会をしたり。その使われ方は様々ですが、お互いを気にかけあえる地域のサロンといったところです。オーナー武田善明さんは言います「困った時はおたがいさま。」
仕事であったり、子育てであったり、地域の人間関係であったり、今の世の中は様々なところでひずみが出ているように思います。それに対して武田さんは「スローな生き方」を形にしようと模索しています。「スロー」のコンセプトを日本語にしたのが「のんびり」です。
ピアノのリユース活動と「のんびり」のピアノ
河野さんは「使わなくなったピアノを欲しい人、必要としている施設等に送る」という活動もされています。送り先は日本全国のみならず、アジアやアフリカを中心とした諸外国にまで及びます。これまでに国内で約200台、海外で約110台のピアノが第二の場所で活躍しています。
ここ「のんびり」にあるピアノもそんなピアノうちの一台。
「河野さんのコンサートを聴く会」の会員の家の建て替えに伴い、使わなくなったピアノが河野さんの「仲人」によってここにやってきました。「のんびり」にあるピアノの元の持ち主は戦前生まれのハイカラなおばあちゃん。そのおばあちゃんのお父さんは明治生まれながらバイオリンを趣味にしていたとか。そんな歴史のあるピアノです。




IPPNWドイツ支部「東京2020ー放射能オリンピック」キャンペーン

IPPNWドイツ支部「東京2020ー放射能オリンピック」キャンペーン


わたしたちの署名運動にご協力ください!
放射能汚染地域でのオリンピック競技はお断り!
No Olympic Games in Radioactively Contaminated Regions!

東京夏季オリンピックが近づいています。わたしたちは、東京オリンピックを”放射能オリンピックと命名しました。なぜなら、日本は、9年前に福島第一原発で起こった複数の炉心溶融のために、いまだに、放射能汚染の害を受けているからです。

わたしたちは国際署名運動キャンペーンを始めました!
2019年11月、IPPNW(核戦争防止国際医師団会議)ドイツ支部は、ドイツの反原発市民団体・アオスゲシュトゥラールト( .ausgestrahlt )と協同で、署名運動・国際キャンペーンを開始しました。この署名運動は、日本政府と国際オリンピック委員会(IOC)にあてたもので、「福島市での野球・ソフトボール のオリンピック競技を断念し、福島県の放射能汚染地域での聖火リレーを取り消してほしい!」と、要求しています。
皆さんから集めました署名は、2020年2月に、スイスにある国際オリンピック委員会本部に直接手渡し、さらに同年の3月には、日本政府に直接手渡すことになっています。署名運動は、東京オリンピックが開催される前に終了させ、その際には記者会見を行うことを計画しています。

この署名運動の意義
日本政府は、福島第一原発の廃墟から50キロ離れていない、福島県の県庁所在地・福島市で野球とソフトボールのオリンピック競技を催すことを計画しています。2020年3月26日には、オリンピック聖火リレーが、福島第一原発から、たったの20キロしか離れていない所謂 ”Jヴィレッジ” を出発点とし、聖火リレーはいまだに放射能ホットスポットが散在する汚染区域を通っていくことになっています。
2019年12月4日、国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは:「2019年10月にJヴィレッジ(福島県広野町・楢葉町)周辺で行った放射線調査で、複数のホットスポットが確認され、最大で地表面接触で毎時71マイクロシーベルト、高さ1メートルで1.7マイクロシーベルトにのぼる放射線量が計測されたこと」および「これは、除染の目安である毎時0.23マイクロシーベルトの308.7倍、2011年3月に発生した東電福島原発事故前のレベル(毎時0.04マイクロシーベルト)の1,775倍であること」を公表しました。
わたしたちは常に、「放射線被曝量を十分に低下させることができ、その状態を持続することが可能であるような規模の除染は実現不可能である。さらに、たとえ広範囲に除染作業が行われた場所であっても、立ち入り困難な山や森林が常に放射性粒子の貯蔵庫となっているため、天候条件が悪くなれば、除染された場所が再び汚染されてしまうという可能性が、いつでもある」との懸念を表明してきました。
このホットスポットの検出は、わたしたちの懸念が現実のものとなってしまったことを示唆しています。
放射能汚染は緊急問題です!それだからこそ、わたしたちは、「放射能汚染地域でのオリンピック競技や聖火リレーを即座に中止せよ!」と、訴えるのです。

わたしたちの国際署名運動にご協力ください!
わたしたちは、フクシマ原子力災害による放射能汚染の犠牲者となってしまわれた、すべての被災者の方々と団結します。”オリンピック・ムーブメント” は、被災者の方々がおかれた状況について取り組む必要があります。わたしたちは、東京オリンピックを利用して、「放射能で汚染された地域は正常に戻ったのだ」との偽りを主張しようとする日本政府の企みに抗議します。
わたしたちは、できるだけ多くの方々が賛同の署名をしてくださることを願っています。どうぞ、わたしたちの国際署名運動に、ぜひともご協力ください!
下記のリンクをクリックしますと、「No Olympic Games in radioactive regions (放射能汚染地域でのオリンピック競技はお断り)」と題された英文のOpen Petitionサイトにつながり、そこでオンライン署名をすることができます:
https://www.openpetition.eu/petition/online/no-olympic-games-in-radioactive-regions
よろしくお願い致します!

核戦争防止国際医師団会議 (IPPNW)ドイツ支部

2019年12月13日金曜日

三田医院 岡山市医師会医学会 2011年フクシマ原発事故による放射能汚染、東京から避難移住した一開業医が 東日本、首都圏、さらに岡山の健康被害を考える

三田 茂 医師 2018年岡山

2011年東日本大地震により、福島県の東京電力原子力発電所群は原子炉の温度制御ができなくなり次々とメルトダウンし大爆発をおこした。 大量の放射性物質が空中、水中に放出され、その8割は東方の海を、2割が東日本の土地を広く汚染したと考えられている。 原発から200km離れた首都圏は、3月14,15日の「プルーム」放射性雲と20,21日の降雨「フォールアウト」で大きく汚染され、放射線管理区域基準を上回る線量を示す「ホットスポット」が各地に出現した。 東京の開業医であった私は、甲状腺検査のみでなく、電離放射線検診に倣い血液一般検査、白血球分類検査の実施を呼びかけ、乳幼児から高齢者まで4000名以上に行ってきた。 検査を受けたのは主に首都圏の居住者で、北関東、東北居住者の数は少ない。 鼻出血、皮下出血斑、リンパ節腫脹、皮膚炎や喘息の悪化、視力低下、繰り返す下痢、口内炎、脱毛、血尿などの身体症状や、記憶力低下、易疲労性などの精神神経症状を訴える人達と、症状はないがヒバク影響を心配して当院を受診する人達がその対象である。 症状の頻度、程度は個人差がとても大きく、体質的に或いは知的に敏感な感受性の高い人達が飲食や生活の厳重な注意をしながら受診しているのであって母集団としては偏りがあることを踏まえたうえでの一考察である。 ⭕ 東日本、首都圏の放射能汚染の程度についてのデータを提示する。 ⭕ 現在まで強い変化として観察している小児の白血球データを提示する。       (好中球の減少、異型リンパ球の出現について) ⭕ 生化学検査値と近年の疾患とくに感染症の流行に対する違和感について。 ヒロシマ・ナガサキのヒバクシャにおいて「慢性原子爆彈症の後障碍」として昭和20年代に研究された、社会問題としては「ぶらぶら病」として認識されたものと非常に類似した諸症状が2016年頃より目立ちはじめた。 ⭕ 「新ヒバクシャ」の「能力減退症」という概念の提唱。 ⭕ 脳下垂体ホルモン、副腎皮質ホルモンレベルの低下傾向と治療について。 ヒバクは純粋な医療、医学の問題として今まで充分に検討、研究されてきたと言えない点で、また政治的配慮が入り込む点で古くからの公害問題と似ていて、我々医療者の苦手とする分野である。 様々な体調不良が確実に改善することから移住先として一番人気の高い岡山で、諸先生方の理解と協力を得て、歴史的に今までは諦めるしかなかったヒバク関連症状を解明し治療する可能性を模索したい。


2019年12月10日火曜日

チェルノブイリ28年目の子どもたち映像報告

映像報告「チェルノブイリ・28年目の子どもたち」








2014年3月で、福島第一原発事故から3年になる日。しかし現在も年間20ミリシーベルトを避難基準に設定したまま、住民の早期帰還策が進められている。また除染以外の被ばく防護策や健康調査は極めて限定的だ。 詳細はこちら http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1765

映像報告「チェルノブイリ・28年目の子どもたち」2


【寄付のお願い】 OurPlanet-TVは日本ではまだ珍しい非営利の独立メディアです。企業や行政­からの広告収入を一切受けていません。制作に関わる費用はすべて、応援してくださる個­人の寄付や会費によって支えられています。 詳細はこちら http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1523

2019年12月8日 原発事故避難者通信72号 続く放射能汚染―人にも環境にもー

 201912月8日
原発事故避難者通信72号  続く放射能汚染―人にも環境にもー
みんな事実を知ろう!みんな放射能から命を守ろう!みんな頑張ろう!

BCCで失礼いたします。沖縄の「つなごう命の会」の矢ヶ﨑克馬です。
転載拡散自由です。

皆々様
もう師走ですね。頑張って来年は良い年にしましょう
寒くなる折ですから、十分にご自愛ください。
私たちは「放射能公害被災者に人権の光を」というスローガンを掲げて、
原発事故後の人権状態を捉えています。
放射能問題では、日本の「人権の低さ」が目立ちます。もちろん「人権の低さ」は
「放射線被曝を防護しない」、「住民の命を軽視する」ことです。
人権の低さは政府の住民の命と暮らしを守る基本がなされていないことに起因します。

(1)「桜を見る会」招待者名簿が国会質問のための資料請求がなされた直後に破棄されました。
安倍政治の腐敗は、この一件で象徴されます。
首相らの出鱈目ぶりを官庁上げて糊塗する。その場が凌げたら万事OK。よこしまな権力が
利権を欲しいままに税金を食い荒らす。誰にでもわかる悪徳が誠実な営みを破壊し尽くす。
大学入試そのものを〝企業の稼ぎの場〟に変える『入試改革』、
しかもシステムづくりが文科省ではなく安倍直々の内閣府が進行させるという権力狂乱。
モラルを破壊し、住民を監視し、国民を食い物にする「戦争ができる美しい国」。
誠実な社会を願うものは怒りを持ちましょう。この国を誠実な民主主義の国にしましょう。
「右向け右」と言われたら、何も考えずに何の人権の基準も持たずに、右を向かなければならない。
それが「美しい国」。
そんな振る舞い(未来の見えない政治の下で絶望から来ているのかもしれません)から脱却しましょう。
生きる限り希望を持ちましょう。それが生きる道です。
(2)仲村哲さんがアフガンでテロに遭いました。「一隅を照らす」「砂漠に水を」。
掛け替えの無い精神と実践のリーダーの喪失。残念でなりません。心から哀悼の意を表します。
これを口実にした「武力で平和を作る美しい国造り」が
新たな武力体制をもたらし住民監視の国家体制を整えることに警戒しましょう。
中村さんの生き方を生かす世界作りが大切です。

改めて、
(3)チェルノブイリ原発事故と東電福島事故を比較する
①チェルノブイリ事故後住民は1mSv/年 を標準として「被曝防護」されました。
日本では「永久的に汚染された地域に住民が済み続けること」が強制されました。
国際原子力ロビーの「被曝哲学」が逆転したのです。http://blog.torikaesu.net/ 
②チェルノブイリでは「移住義務(もちろん生産禁止)」を内部被曝も入れて年間5mSvとしましたが、日本では20mSv(日本では外部被曝だけを勘定しているのでチェルノブイリ式に内部被曝も含めると実質32mSv)でやっと規制し始めます。
⑤チェルノブイリではありえなかった日本独特の被害は、チェルノブイリでは居住が規制された汚染領域で
約100万人の方が居住し生産し続けました。その結果汚染食料が全国的に流通し
(「食べて応援」でむしろ積極的に流通し)2011年から7年間で死亡者の異常増加が27万6千人
に上りました(厚労省人口動態統計を矢ヶ崎が分析しました)。
http://blog.torikaesu.net/ 

②事故後5年で住民保護法であるチェルノブイリ法が成立しました。そのタイミングで
日本では避難者の住宅保証が停止される決定がなされました。
日本は異常に短い期間で住民に帰還を迫り「復興」を煽っています。
例えば南相馬市では市内に高汚染地域が存在しますが、住民が事故後一斉に避難しその後帰還しましたが、
2015年以降は異常に高い死亡率を記録しています(矢ヶ崎克馬:ヒバクと健康LETTER2019
71日号、一般社団法人被曝と健康研究プロジェクト
http://hibakutokenkou.net/library/)。

③チェルノブイリでは事故後7か月で石棺が施され、放射性物質の環境への拡散が基本的に防止されました。
しかし、日本では8年半経過した今でもメルトダウンした原子炉は環境から隔離できず、
地下水を通して海へ、炉心から直接空気中へ、汚染された排気塔などから空気中へ
常時放射性物質が拡散され続けています。回収された汚染水はALPS(汚染浄化装置)を通したり
通さなかったりした汚染水タンクが満杯となり、これも常時トラブルが生じ垂れ流し状態です。
これを「海に流すしかない」とさらに環境汚染を重ねます。
政府・東電は世界に面目の絶たない環境汚染をただちに止める手立てを打つべきです。

④「データを残さない、データを破棄する」ことが原発事故処理の日本政府の処方箋でした。
放射線の拡散状況を示す「具体的なデータは無い方が良い」でした。
まず事故直後の
緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)が隠されました。
用意されていた「安定ヨウ素剤」は「パニックを招く」と配布せず。
諸核種からの汚染状況を丁寧に測定することはありませんでした。
甲状腺の被曝線量調査も「パニックを招く」として測定されませんでした。
小児甲状腺がんの多発も科学的に分析しないことで「原発事故とは関係ない」と結論しました。
データを取らないことで「健康被害は一切ありません」(安倍首相オリンピック招致記者会見)を、
その後の行政の基本指針とすることができました。「健康被害が無い」の仮定が現実に健康被害を
覆ったのです。
現実は2011年以降7年間の死亡者の異常増加が27万6千人でした(矢ヶ崎克馬:ヒバクと健康
LETTER201971日号、一般社団法人被曝と健康研究プロジェクト
http://hibakutokenkou.net/library/)。

今号は、
 被曝規制の考え方の変化(国際原理力ロビーおよび日本政府の住民被曝強制策)と被曝被害を
小柴信子さんの提供する「
どうしても取り返すために」のサイトhttp://blog.torikaesu.net/ に
掲載された
(1)日本人口減少問題と2011年以降の異常な死亡増加・出生減少
(2)放射線防護哲学の逆転に反対する―「防護する」から「高汚染地に住み続けさせる」
核推進体制―
(3)「放射能汚染水の危険と大阪湾等への放出反対」
を紹介します。http://blog.torikaesu.net/ をご覧ください。
 原子炉をめぐる最近の状況を、根本仁さんが矢ヶ崎宛てのメールとして記述してくださいました
ので紹介します。

 2020東京五輪を「復興五輪」と名付け【福島原発事故被害は終わった】と印象付けたい安倍政権の思
惑を、アッサリ否定する事態が次から次に起きているフクシマ。2020東京五輪の聖火リレーのスタート
地点近くで高い放射線量が測定され、再び除染が行われたことが環境省への取材で分かった、と
NHK福島がローカルニュース枠で伝えました。
 ICRP(国際放射線防護委員会)が長年採用してきた「一般人の浴びる放射線年間許容量=1ミリ
シーベルト=1時間当たり0.23マイクロシーベルト」に照らしてみますと、今回見つかった
1.79マイクロシーベルトという測定値は7.78倍に当たります。
それでも「目安を下回っている」と表現されているのは、添付いたしました「安倍政治と内堀県政」で
明らかなように、2015612日の【避難指示解除の目安となる放射線量を年間20ミリシーベルト以下】と、
これまでの基準を20倍に引き上げた閣議決定にあります。年間被ばく線量20ミリシーベルトは
ICRPが「原発の爆発または爆発の危険性がある時の緊急時における臨時的な最低基準」です。
安倍政権はこの数値を持ち出して避難住民の元の住まいへの帰還を促し、内堀福島県知事の住宅支援打
ち切り策と併せて半強制的に住民帰還を進めてきています。
住民帰還の条件である【年間20ミリシーベルト以下】は、<緊急時における臨時的な最低基準>であり、
安全が確保された上での帰還基準ではないことに大きな問題があります。
 安倍政権と東京電力は様々な数値を政治的に使い分け、原発事故後の様々な危険極まる事実の隠ぺい
に血道をあげてきました。今月2日に官邸で開かれた政府の廃炉・汚染水対策チーム会合では、新たな
目標を明記した福島原発廃炉の工程表「中長期ロードマップ」の改定案が示され、廃炉完了目標を『事
故から30~40年後』とする、これまでの目標を維持しました。
 しかし、廃炉作業の入り口に過ぎない【排気筒切断】でさえ人力で切断せざるを得ないようなトラブ
ルが頻発している経過を見れば、40年で廃炉の完了など100%あり得ないと断言できます。
まして原子炉圧力容器の底が高熱で溶け、核燃料が原子炉格納容器の底にコンクリートや鉄片などと混
じりあった核燃料デブリ880トンが手つかずの状態で存在しています。これまでは、遠隔操作のカメ
ラでそのほんの一部の映像を見ることが出来たにすぎず、全容解明など全く出来ていません。
まして核燃料デブリの取り出し方法さえ決定していない状況で、どうして【30年~40年で廃炉完
了】などと言えるのでしょうか。

兎に角【“今だけ”言いくるめればそれでよし】を身上とする安倍晋三の本領!とだけは言えそうです。
   
2019.12.4NHK福島「聖火リレー出発地付近で再除染」(動画226秒)
...

2019年12月8日日曜日

2019年12月8日(日)岡山市日本キリスト教団岡山教会

Special Concert
【日時】2019年12月8日(日)開演18:30
【出演】河野康弘
【会場】日本キリスト教団岡山教会 086-222-8074
    岡山市北区中山下1丁目10-18
    教会へのアクセス
    JR岡山駅東口より天満屋行きバスにて天満屋下車徒歩2分
【入場料】無料 どなたでも参加できます。
【問】085-223-1509(YWCAせとうち)

2019年12月7日土曜日

2019年12月7日(土)岡山県倉敷市真備町

冬眠ピアノお目覚めコンサート
京都市の田中さん宅で眠っていたピアノが「まびくら」でお目覚めします!!

【出演】河野康弘(ピアノ、お話し、歌)
【日時】2019年12月7日(土)12:00~
【会場】まびくら TEL086-451-3109
    岡山県倉敷市真備町有井69-6 ※まび記念病院近く
【入場料】無料どなたでも参加できます
【問】085-223-1509(YMCAせとうち)


2019年12月7日(土)倉敷市真備町まびくら「冬眠ピアノお目覚めコンサート」

2019年12月4日 山陽新聞

 2018年の西日本豪雨で被害を受けた倉敷市真備町にピアノを届け演奏に行きました。
毎年、いろんな場所で大災害。ピアノを贈り少しでも心の休まる時間を持っていただきたいと思っていますが、私の動きも少しずつゆっくりになり災害に追いつきません。自然災害も、自分たち人間の生き方がもたらしたものように感じます。
 「ピアノを最後まで使ってあげたい」と思ったのは自然との共生を考えての事からです。沢山の山の木を伐採し、乾燥も人口で早くやることで大量のピアノが製造されました。
 スタインウェイ-------200年の歴史で50万台製造
 ヤマハ----------------100年の歴史で650万台製造
 カワイ----------------100年の歴史で350万代台製造
若い時は日本の技術ってすごいな、と思いましたが、ピアノも地球を破壊してきたのだと残念に思います。
ギターを造りたいと思いスペインへ行って習おうとした人の話
「日本人は金儲けしか考えないから教えない」
と断られました。
 日本はお金儲けが一番で人も地球も壊していく国。
みんなで少しづつ変えていけたらとの思いで活動をしています。

2019年11月下旬に京都市・田中さんから提供いただきましたピアノが真備町・「まびくら」に着きました。
私は12月6日(金)の夜は倉敷市に宿泊。
7日の朝8時45分に倉敷駅でWMCAさとうちスタッフの皆様に車で迎えに来ていただき9時半くらいに会場の「まびくら」に到着。
ピアノの蓋を外して準備。
身近にあるピアノですが、スタッフの皆様も中を見るのは初めての方が多いです。
ピアノのメイカーはビクター。
これにも皆さんがビックリ。
日本でも昔は100社くらいメーカーがあったようです。
長く調律していなかったピアノですが調律師さんに整備、調律をしていただいたおかげで素敵な音色を響かせてくれました。

10時から「ピアノと遊ぼう」ワークショップ
ピアノのお話し、と「カエルの歌」の演奏。
大きなカエル、小さなカエル、音痴なカエル、などなど・・・・・


指一本でのピアノを弾いてみる
いろなカエルを演奏してみる

そして
「ワッハッハ・ブルース」
ワッハッハ、ワッハッハ、ワッハ、ワッハ、ワッハッハ
と、リズムを取りながら全員がジャズピアニストに。
最初は躊躇していた子どもたちがピアノから離れなくなり30分ワッハッハ
私は汗びっしょりになりました。

昼食をご馳走になり
12時から「冬眠ピアノお目覚めコンサート」はじまり。
会場には満員のお客様。



「ワッハッハ・ブルース」で沢山の方がジャズピアニストに変身して素敵な時間を皆様と共有できた事に感謝します。

終了後、スタップの皆様と集合写真!!!
ありがとうござました!!





2019年12月6日金曜日

トラックでの演奏

初めてトラックで演奏したのは1995年の阪神大震災の8月。
神戸でガレキの下にあったピアノを友人が助けて下さりトラックに積んで淀川川下りコンサート。
被災地にも演奏に行きました。
写真は六甲アイランド

広島県上下町では街の中をトラックで走りながら演奏



秋田県八郎潟の畑コンサート




辺野古浜へピアノを運んで



ゲイト前での演奏ができませんでしたが辺野古浜にピアノを下ろしてコンサート