2024年8月27日火曜日

京都のジャズピアニスト 永井隆博士に共感 雲南で平和訴えコンサート 2024年8月26日(月)山陰中央新聞

京都のジャズピアニスト 永井隆博士に共感 雲南で平和訴えコンサート


ロシアによるウクライナ侵攻開始から2年半となった24日、ジャズピアニストの河野康弘さん(70)=京都市=が雲南市三刀屋町多久和の「いいし へいわの里」(旧飯石小学校)でコンサートを開いた。旧飯石小は被爆者救護に身をささげた永井隆博士(1908~51年)の母校。博士に共感し、作詞、作曲したナンバーを披露して平和を願った。

 河野さんは1991年の湾岸戦争を機に平和や自然保護を訴えるコンサートを各地で開いてきた。

 3月に演奏のため雲南市を訪れた際、永井博士の母校の存在を知り、コンサートを開きたいと思ったという。地元の住民組織に協力を求め、顕彰事業としてコンサートが実現した。

 河野さんは来場者約90人を前に、計8曲を演奏。オリジナル曲は「平和を」と題し、歌詞に「武器をおいて語り合おう」「世界の誰もが幸せになれる平和を」と思いを込めた。今回のコンサートで初めて披露したといい、来場者が聞き入った。

 同市三刀屋町三刀屋の保育士星野照美さん(61)は「平和を訴える思いが心に響いた」と話し、河野さんは「戦争反対の思いが、ここから広がればうれしい」と語った。  (福間崇広)

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