2016年11月25日金曜日

琉球新報社記事

2016年11月25日(金)
ジャズピアノ 沖縄・高江で奏でる 京都の河野さん
 【東】自然派ジャズピアニストの河野康弘さん(63)=京都府=が17日、名護市辺野古と東村高江区でジャズコンサートを開いた。高江区では約60人が集まり、夕日や星を見ながら森に広がる音楽に耳を傾けた。

 河野さんは「沖縄の現状を少しでも知ってもらいたい。関心のない人にも興味を持ってもらうきっかけになればいい」と強調した。

 その上で「沖縄の問題は日本全国の問題だ。何もかも沖縄に押しつけておいていいのか。沖縄に基地が本当にいるのかもっとみんなで考えないといけない」とした。




2016年11月17日木曜日

2016年11月沖縄ツアー

沖縄ツアー最終日、トラック出前ピアノコンサートin辺野古、高江

晴れ。

8:30 岡山から昨晩沖縄に来てくださった中原さんと宿泊施設から出発。
バスに乗って西原町に向かう。

西原IC前バス停で降り矢ヶ崎さんのお宅に向かう。

矢ヶ崎さんは琉球大学教授で福島原発事故の真実と放射能健康被害★を私たちに知らせて下さり、放射能避難の皆様の応援をしてくださってる大好きな先生です。


京都にお住まいの矢ヶ崎響さんのご実家。
京都のコンサートで響さんに辺野古へピアノを運んで演奏をしたい話をしました。

「ピアノは、どんなピアノでもOK。軽トラックがあれば積んで、そのままステージになります。」
そうしたら
響さん
「実家に子どもの時に引いていたピアノが眠っているから、運び出してやりましょう」
と、おっしゃってくださり今日の実現になりました。

09:00矢ヶ崎さん宅に到着
トラックを用意してくださっていました。
思っていたより立派なトラック。
屋根テントもあり、エレベーターリフト「パワーゲート」が付いている。
ありがとうございます。
辺野古で海の監視をしてくださっている仲宗根さんがスタッフの女性と到着。
響さんのご主人・武田さん、岡山の中原さん、と私で自宅のピアノを運び出す。
床を傷つけないように、気をつけて運び出す。
そしてトラックへ。
段差も少なかったので無事に積み込めました。
武田さんがピアノをしっかり縄で固定してくださいました。


出発前に皆さんで記念撮影!!!!




仲宗根さんとスタッフとは現地でお会いすることを約束してお別れ。

武田さんの運転で中原さんと3人トラックに乗り出発。




高速に入ると春のようにピンクの花が咲いています。
昨日、矢ヶ崎先生に教えていただいた徳利木綿。
一つ花の名前を覚えました。

高速はすいていたのでスイスイ気持ちいいドライブ。
辺野古の近くの沖縄そばのお店「やかそば」でランチ。
https://retty.me/area/PRE47/ARE247/SUB52704/100000158864/

おいしかった!!!!!
よし、辺野古へ!!!!

辺野古ゲート前に着くといやに静かです。
以前来た時にあったテントはすべて撤去。



ゲートの向かいでトラックを泊めて演奏しようと思っていましたが車が停めれないようになっていました。

どうしよう、と思いテントに方に話をしました。
ゲート前は無理なので辺野古浜へ行くことにしました。



話している間(約5分)でも、塀の向こう側から早く動きなさいと言われ、
おまけに武田さんは写真に撮られるしまつ。
なんか怖い雰囲気でした。



ゲート前から辺野古浜に向かう。
一年ぶりの辺野古浜。
昨年来た時は辺野古港に車が泊まれましたが今は進入禁止。
浜の脇にトラックを泊めて浜を見に行きました。
 うわ~素晴らしい!!
天気も最高。
砂浜に行く細い道が舗装しているのを発見。
ピアノを運ぶのにバッチリ。


浜の脇でピアノを下ろす前に弾いてみました。
とても素敵な音色を響かせてくれてワクワクしてきました。


そしてピアノを辺野古浜へ運んでいただきました。
最高のロケーションです。





14時半から演奏することになっていました。
もう少しだな・・・・
と、その時大きな音が聞こえてきました。
右翼の街宣車の大音量が近づいてきました。
浜の横を通り過ぎ、立ち入り禁止の港へ入って行きました。
4台が大きな音を流して浜から見える場所に車をとめて浜の方へ人がやってきて
「帰れ~」
「沖縄の問題だ~」
う~ん。
じっと我慢。

街宣車と一緒に警察の車も来て警察も降りてきました。
あれ・・・・
立ち入り禁止のところに街宣車が入ったのに、いいのかな?
大きな音をたてるとご近所の迷惑になるので、迷惑にならないところで演奏しようと場所を決めましたが街宣車は大きな音を出しっぱなし。
警察は何もしないのかな????



15時前に、やっと引き上げてくれました。
約30分くらだったと思うのですが、長かった!!!

静かになった浜辺で演奏を始めました。
お客様は沖縄の方のほかに、京都、岡山、滋賀、東京の方も聴きにきてくださいました。 
このコンサートを企画してくださった響さんは体調が悪いので来れない、との事でしたが、お父さんと二人で演奏に間に合うように来てくださいました。
よかった。

辺野古の海をテーマに作曲した「ジュゴンの海」を、ジュゴンの海で演奏できたことに感激。
漣の音と、ここち良い風に吹かれてピアノが素晴らしい音を奏でてくれました。



15時30分に無事コンサート終了
パレスチナ、南アフリカ、エリトリア、ピョンヤンで演奏しましたが、こんなに緊張状態での演奏は初めてでした。
右翼の皆様にも一緒に楽しんでいただけるくらいになれたら、と切に思いました。

終了後、宮城さんが高江に送ってくださることになり車に乗りました。
気持ちのいい風に乗って快適なドライブ。
途中、高江に素敵な場所があると案内していただきました。
東村天然記念物のサキシマスオウノキ。


うわ~。見てびっくり。
子どもだったらかくれんぼできるな、と思わず笑ってしまいした。
今まで見たことが無い。
自然ってすごいな!





サキシマスオウノキを後にして車が走り出し、高江ヘリパッドの工事のあるゲートを通過。
座り込みの皆様本当にありがとうございます。
とても辛い状況に心が痛くなります。

そして海辺に出ました。
素晴らしい夕暮れの風景に感激。



宮城さんが「次回は此処でやりましょう」と、おっしゃってくださいました。
実現できたら最高ですね。


時計を見たら17時。
あれ、17時から高江で演奏する予定。
沖縄時間かな。
でも、素敵な風景、そしてゲート前を見せてくださった宮城さんに感謝。

いそいで高江売店前に車を走らせてくださって17時半に高江売店前に到着。
高江売店前にはピアノが到着していました。
ありがとうございます。
音響もセティングしていただいていて、演奏も始まっていました。
オーストラリアのアボリジニの楽器「ディジュリドゥ」のようです。
自然の中にはぴったりの音。




音楽を聴いている間に夕暮れ。
人も徐々に増えてきました。


音響の方が声をかけてくださり
「20年くらい前に河野さんが高江に来たときにも音響したんですよ。今日も楽しみましょう」
と、言ってくださりビックリ。
20年くらい前に やんばるで演奏したのですが、高江だったとは忘れてしまっていました。
でも覚えていてくださって、元気に再会できてよかった。

「ディジュリドゥ」の演奏が終わりコンサートを企画してくださった伊佐さんの挨拶があり演奏を始めました。

高江の夜の闇にお目覚めの曲「私のお気に入り」が響き渡りました。
そしてレフトアローン、もののけ姫などなど・・・
辺野古、高江のゲート前をイメージして「ゲート前」を演奏。
過激な演奏にも答えてくれたピアノに感謝。

笑いヨガをなさっている二本柳さんがミニ笑いヨガ・ワークショップしてくださいました。
そして「ワッハッハ」
みなさんの笑い声が、やんばるの森に響き渡りました。

ワッハッハの後はスペシャルゲスト天原麻友さんの素敵な歌声を聞かせてくださいました。
最後は「イマジン」を私も一緒に歌いました。
最高のコンサートになり感謝、感謝、感謝!!!!!!

伊佐さん、天原さん、と参加してくださった皆様と記念撮影。
ありがとうございました!!



無事に演奏が終わり武田さん、中原さんがピアノをトラックに積み込んでくださり高江を出発。

暗い、やんばるの道を南下。
高速道路に入り、西原町の矢ヶ崎邸にまっしぐら。

到着したのは22時くらい。
矢ヶ崎さん、響さんが迎えてくださいました。
高江のコンサートも素敵だった事を伝えました。

武田さんの友人がピアノの搬入の手伝いにきてくださり、無事に元の場所にピアノが収まりました。

武田さん、長~い一日、運転、積み下ろし、本当にありがとうございました。
大きな武田さんは本当に頼りになりました。
響さん、企画してくださってありがとうございました。

空を見上げると少しかけたお月様が綺麗で。




矢ヶ崎さんが中原さんと二人をモノレール牧志駅近くの宿泊場所へ送ってくださいました。
矢ヶ崎さん、いろいろ本当にありがとうございました。

皆様のおかげで素敵なコンサートができたことに感謝。
平和を願う皆様とつながることができてよかった。
ありがとうございました!!!